圧延事業部 圧延工場 箔製造課 箔圧延グループ 班長

商業科 卒業

2005年入社


業務内容

箔製造課班長として製造業務に従事

 

私の所属している圧延工場では、圧延機を使ってスラブというアルミの直方体を薄く延ばしていき、板製品や箔製品を作っています。私はその中の最終工程である「箔製造課」で、班長(シフトリーダー)を担当しています。

班長の仕事は、自分たちの前後の工程を把握し、優先順位をつけながら、班員に適切な指示を出すことです。「どうすればより効率的に生産できるか」を常に意識し、技術スタッフと相談しながら製造条件や改善を思案することもあります。

また、休暇者がいる時には、自分が代わりに機械操作をすることもあります。私の職場には何種類も機械があり、私は今でこそ全ての機械を操作できますが、マスターするまでには10年くらいかかりました。

最小人員で効率的に現場を取り廻すためには、複数の機械を操作できる人が、たくさんいた方が良いため、後輩の育成にも力を入れています。私の場合、当たり前のことかもしれませんが、人のタイプによって指導の仕方を変えるようにしています。例えば、少しのことではへこたれないタイプの後輩には、時には発破をかけるような指導してそれをバネにした成長を期待したり(もちろん、寄り添う心はいつも忘れずに持っています)。

言い方ひとつで相手の捉え方は変わるので、相手の気持ち、状況をよく見極めた伝え方を心がけています。


当社を選んだ理由

身体を動かして、製品を作り上げる姿に魅かれて

 

高校時代は野球部に所属しており、体力に自信があったので、営業や事務仕事ではない、「身体を動かす仕事」に就こうと考えていました。応募前職場見学の際、オペレーターの皆さんが汗を流しながら、多少の汚れには目もくれずに一所懸命に業務に取り組んでいるのを見て、「汗かいて、汚れて仕事をするのもかっこいいな」と思ったのを覚えています。また、兄が会社に在籍しているので、交替勤務の流れもイメージ出来ており、「自分も同じようにモノづくりの世界で働きたい!」という思いもあって、当社に入社しました。 


仕事のやりがい

難易度の高い製品、難しい状況の時ほど大きな達成感

 

箔製品は圧延製品の下工程に位置しており、ここでの失敗はこれまでの上工程を全て無駄にしてしまうことになるため、慎重な判断が必要です。そう意味ではプレッシャーもありますが、うまくこなして無事製品の出荷までつながった時の喜びはとても大きいです。

また、製造途中でアルミ箔が破断するなどトラブルのあった製品は、マニュアル通りのやり方ではうまく仕上げられないこともあります。他のメンバーが対処できなかったものを、自分のテクニックで解決できた時には特に嬉しくなります。

当社では省力化が進んでおり、限られたメンバーで仕事を分担しています。チームで効率的に業務を進め、完遂する・・・そうやって1日を終えると、班長として「今日もやり切った!」という達成感を強く感じます。


職場・会社の良いところ

温かい人間関係と、趣味も楽しみながら仕事ができる環境

 

製造現場はシフト制で勤務していますが、有給休暇を取得しやすい社内風土なので、土日に取得して家族と過ごしたり、平日なら趣味のために使ったりしています。

職場の人間関係が良好なので、仕事終わりに誘い合ってご飯を食べに行ったり、プライベートでも職場の人と釣りに行くなど、遊ぶことが多いです。社員の人数も多いので、趣味が合う人がきっと見つかります。私の場合、交替勤務になって地元の友人との交流はどうしても減ってしまいましたが、職場で新たなコミュニティができ、楽しみながら仕事ができています。

上司や先輩との距離も近く、困ったことはなんでも話せる関係性です。私が入社して間もないころ、一人でカップラーメン食べていたら、親世代くらいの人から「一緒に食べよう!」と声をかけてもらって、不安だった気持ちが和らいだことを覚えています。不安を取り除いてくれる先輩がいる、あたたかい会社だと思います。

もし、身内に当社に入社しようか考えている人がいたとしたら、自信をもってお勧めしますね。ただし、暑さ・寒さ・体を動かすといったことが大丈夫な人ならですが(笑) 


就職希望のみなさんへ

チームワークを大切に、分からないことは分からないままにしない

 

当社の仕事は班単位で動くことが多いので、チームワークが重要です。もし部活などで団体競技をやっていたり、色々な人と協力しながら何かをやり遂げる経験したりしていれば、それは必ず会社に入っていきてくると思います。

また、会社に入ると、教えてもらっても一度では覚えきれず、分からなくなってしまうこともたくさん出てきます。そんな時、ためらわず先輩や同僚に聞いて解決できる人ほど、成長が早いです。今のうちから、「分からないことを、分からないままにしない」ことを意識してみるといいと思います。